「デザインだけ」でいいのか、それとも他にも困りごとがあるのか
「デザインサブスクに申し込もうか、それとも別の方法があるのか」——こう迷う経営者は多い。バナーやチラシが毎月必要で、外注のたびに見積もりを取るのが面倒。かといって社内にデザイナーを雇う余裕もない。そこで月額制の定額デザインサービスが目に留まる。
一方で最近は「AI代行」という言葉も見かけるようになった。同じ月額制でも中身はかなり違う。この違いを理解せずに契約すると、「思ったのと違った」「結局別の業者にも頼むことになった」という二度手間が起きる。今回は両者の対応範囲・料金構造・向き不向きを、実務目線で整理する。
デザインサブスクの強みと限界
デザインサブスクは、その名の通りデザイン制作に特化したサービスだ。バナー、チラシ、名刺、SNS投稿画像などを月額固定で依頼し放題(または上限件数付き)というのが一般的な形。
強みは明確で、デザインのクオリティと制作スピードだ。プロのデザイナーが専属もしくはチームで対応するため、仕上がりの安定感がある。依頼のフローも確立されていて、迷わず使える。
ただし限界もはっきりしている。対応範囲は基本的に「見た目を作ること」に閉じている。例えば以下のような依頼は対象外、または追加料金の別メニューになることが多い。
- 提案書の構成や訴求内容そのものの設計
- HPやLPの文章・構成・SEO
- 業務フローの自動化(問い合わせ管理、SNS投稿の自動化など)
- データ収集や解析の仕組みづくり
つまり「素材は作ってもらえるが、事業の仕組みそのものは変わらない」というのがデザインサブスクの実態だ。デザインの品質にこだわりたい会社、依頼内容がデザイン制作だけで完結している会社には非常に相性がいい。
AI代行は「作ること」より「巻き取ること」が範囲
AI代行堂のようなサービスは、そもそもの立ち位置が違う。ChatGPTやClaude、Genspark等のAIをスタッフが使い分けて、提案書・チラシ・HP・LPだけでなく、業務自動化アプリの制作まで一括で引き受ける。
この違いが生まれる理由は単純で、AI代行は「デザイン専門チーム」ではなく「AIを使いこなす代行チーム」だからだ。デザインもできるし、文章の構成もできるし、簡単な業務システムも組める。依頼者からすると、「デザインは業者A、HPは業者B、自動化ツールは業者C」と分散していた依頼先を一本化できるのが最大のメリットになる。
実際にオージャストでは、自社の実務改善にAIを使ってきた。例えば展示会の設営・撤去手順書は、案件情報を入力すればスライド形式のPDFが数分で出来上がる仕組みを自社開発している。手順書は本来なら人が時間をかけてまとめる作業だが、処理を細かく並列化することで生成の待ち時間という制約を回避し、実用的な速度まで持っていった。
同様に、LINEで届く問い合わせをDiscordに自動集約し、スタッフが手が空いたタイミングで担当を名乗り出てその場で返信する仕組みや、1年分のSNS投稿をAIでまとめて作成し毎日自動投稿する仕組みも自前で構築している。アクセス解析についても、専用ツールを契約せず軽量な自前の仕組みで計測している。展示会データサイトや学会協賛メディアといったWebサービスの開発運営も行ってきた。
これらはすべて「デザインを作る」話ではなく、「業務の手間そのものを減らす」話だ。AI代行が対応するのは、まさにこの領域である。
料金構造の違いを比較する
デザインサブスクは、月額固定で「デザイン制作の依頼し放題(または上限あり)」という設計が多い。追加のオプション(動画、印刷代行など)は別料金になるケースが一般的。
AI代行堂の場合は、月額5万円(税抜)+AIクレジットの実費という構造になっている。ここでいうAIクレジットとは、ChatGPTやClaudeなど各種AIサービスの利用料に相当する部分で、依頼内容によって変動する実費だ。つまり「作業を代行してもらう人件費相当」が月5万円、「AIそのものの利用料」が実費、という二階建てになっている。
依頼内容がデザイン中心であれば、デザインサブスクの方がコストは読みやすい。逆に、提案書もHPも自動化ツールもまとめて頼みたい、依頼内容が月によって変わる、という会社にとってはAI代行の方が「一本化できる分、結果的に安く済む」ケースが多い。個別に外注していた費用を積み上げると、月5万円+実費で収まることは珍しくない。
どちらを選ぶべきか、判断基準
判断のポイントはシンプルだ。
デザインサブスクが向いている会社
- 依頼内容がデザイン制作だけで完結している
- デザインの品質・ブランドの一貫性を最優先したい
- 依頼フローが決まっていて、量をこなしたい
AI代行が向いている会社
- デザインだけでなく提案書・HP・LPまで一括で任せたい
- 問い合わせ対応やSNS運用など、業務そのものを効率化したい
- 依頼先を増やしたくない、担当者の手離れを重視したい
- 何をどう頼めばいいか自体が固まっていない
特に最後の項目は見落とされがちだが重要だ。多くの中小企業経営者は「デザインが欲しい」のではなく「集客や業務の手間を減らしたい」と思っている。その場合、デザインだけを切り出して発注するより、AIをどう使うかを含めて相談できる窓口の方が話が早い。
まとめ
デザインサブスクとAI代行は、似ているようで対応範囲がまったく違う。前者は「見た目を作る」ことに特化し、後者は「業務の手間を巻き取る」ことに軸足がある。自社の悩みが単なる素材不足なのか、それとも業務プロセスそのものにあるのかを見極めることが、失敗しない選び方の第一歩になる。
こうした切り分けも含めて、何をどこまで頼めばいいか分からないという場合は、LINEで相談するだけで進め方を整理してもらえる。AI代行堂は月額5万円(税抜)+AIクレジット実費のみで、提案書からHP、業務自動化アプリまで幅広く代行しており、初回は1点無料で試せる。まずは今困っている作業を一つ、そのまま投げてみるのが一番早い。
