不動産の販促をAIで回す:マイソク・ポータル画像を「毎日」量産

2026-07-22

マイソク作成が終わらない、という悩みの正体

不動産会社の販促物は、驚くほど「同じ作業の繰り返し」でできています。物件概要から間取り、周辺環境、写真加工、そしてマイソク・チラシ・各種ポータルサイトへの入稿画像――フォーマットは違えど、書く内容の8割は毎回ほぼ同じです。

にもかかわらず、多くの現場では「営業担当が空き時間にWordやExcelで手打ちする」「デザイン経験のある1人が全部の物件を巻き取る」というやり方が続いています。物件数が増えるほど、この属人化はボトルネックになります。新着物件の掲載が1日遅れれば、それだけ問い合わせの機会を逃す。しかも賃貸・売買どちらも、情報の鮮度が反響数に直結する業界です。

私たちオージャストは不動産業ではありませんが、似た構造の課題を自社の販促物制作で経験しました。展示会の施工手順書は案件ごとに項目はほぼ同じなのに、毎回一から作ると時間がかかる。そこでAIに手順書生成を任せるジェネレーターを作り、案件情報を入力するだけで設営・撤去のスライド式PDFが数分で出来上がる仕組みを構築しました。この「同じ型に情報を流し込んで量産する」という考え方は、そのままマイソクやポータル画像の作成にも応用できます。

テンプレ化とAI生成を組み合わせる具体的な手順

不動産の販促物をAIで量産するときの基本発想は「フォーマットの固定」と「文章・画像生成の自動化」を分けて考えることです。

ステップ1: マイソクのレイアウトをテンプレート化する 物件種別(賃貸マンション、戸建て、土地など)ごとにレイアウトを3〜4パターンに絞り込みます。ここを頑張って統一しておくと、後工程が一気に楽になります。

ステップ2: 物件情報からAIに紹介文を書かせる 所在地・築年数・間取り・駅距離などの基本情報をテキストで渡すと、AIは「周辺環境の魅力」「ライフスタイル提案」といった訴求文を数十秒で作ります。ここで大事なのは、AIに丸投げせず「うちの会社らしい言い回し」をプロンプトに指示として組み込んでおくこと。過去に反響のよかった文章を数本読み込ませておくと、トーンがぶれにくくなります。

ステップ3: 画像・図面の加工もAIに任せる 間取り図のトリミングや、外観写真の明るさ補正、水回りの写真の一括リサイズなど、単純だが手間のかかる画像加工もAI画像編集ツールで一括処理できます。1件ずつ手作業でPhotoshopを開く必要はありません。

ステップ4: フォーマットへの流し込み ここまで作った文章と画像を、あらかじめ用意したテンプレートに流し込めば、マイソクは完成に近づきます。Canvaやスプレッドシート連携のツールを使えば、この流し込み作業自体も自動化できます。

ポータルサイトの掲載規定という壁とAIでの対応

不動産販促のAI活用でつまずきやすいのが、SUUMOやHOME'S、athomeなど各ポータルサイトの掲載規定です。文字数制限、禁止表現(誇大広告に該当する言い回し)、写真の枚数上限や解像度指定など、サイトごとにルールが微妙に異なります。

ここでAIが効くのは「規定に沿った文章に整形し直す」という工程です。一度、各ポータルの規定をテキストでまとめてAIに読み込ませておけば、「この文章をSUUMO用に300字以内で、誇大表現を避けて書き直して」という指示だけで、規定準拠の文章に変換できます。同じ物件情報から、サイトごとに異なる文字数・トーンの文章を並行して作れるのは、AIならではの強みです。

ただし注意点もあります。宅建業法や景品表示法に関わる表現(「日当たり良好」「即入居可」等の断定表現の使い方)は、AIが必ずしも正確に判断できるわけではありません。AIが作った文章を「叩き台」として使い、最終的な公開判断は必ず人がチェックする、という運用ルールは崩さないほうが安全です。

「毎日更新」を支える仕組み化のコツ

マイソクを月に数件作るだけなら、手作業でも回ります。問題は「毎日、複数件を更新し続ける」体制をどう維持するかです。

私たちが自社のSNS運用で経験したのは、1年分の投稿をまとめてAIで作成し、日々の投稿は仕組みに乗せて自動化する、というやり方です。「毎日ゼロから考える」のをやめて、「まとめて作る→仕込んでおく→自動で出す」という流れに変えると、担当者の負荷は劇的に下がります。

不動産の販促物も同じ発想が使えます。

  • 週初めに今週掲載予定の物件情報をまとめて入力し、AIに一括で紹介文・マイソク下書きを作らせる
  • 画像加工も物件ごとに個別処理せず、まとめてバッチ処理する
  • 人のチェック工程だけを「毎日決まった時間に確認する」というルーティンに固定する

こうすることで、担当者がやることは「情報入力」と「最終チェック」だけになり、実際の作成作業のほとんどをAIに任せられます。私たちが施工手順書ジェネレーターを作った際も、生成処理を細かく分割して並列で走らせることで、待ち時間の制約を回避しました。マイソク作成でも、複数物件の文章生成・画像加工を同時並行で走らせる設計にしておくと、件数が増えても作業時間が比例して増えにくくなります。

まとめ

不動産の販促物作成は、「同じ型に情報を流し込む」作業の集合体です。だからこそAIとの相性がよく、テンプレート化・文章生成・画像加工・規定対応という4つの工程を分けて考えれば、日々の量産体制は十分に組み立てられます。大事なのは、AIに全部任せきりにするのではなく、「規定チェックと最終判断は人が行う」というルールを最初に決めておくことです。

とはいえ、テンプレート設計やAIへの指示文(プロンプト)作りには、多少のノウハウの蓄積が要ります。「仕組みは分かったが、自社で一から組む時間がない」という場合は、こうした作業を丸ごと相談できる窓口としてAI代行堂があります。LINEで依頼するだけで、スタッフが物件情報の整理からマイソクのテンプレート設計、ポータル規定に合わせた文章調整までを代行します。料金は月額5万円(税抜)とAIクレジットの実費のみで、初回は1点無料で試せます。まずは日々の販促作業のどこがボトルネックになっているか、洗い出すところから始めてみてください。

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