求人原稿、毎回イチから作っていませんか
採用担当を兼任している経営者の方から、よくこんな相談を受けます。「Indeed用、求人ボックス用、自社採用ページ用、それぞれ原稿を用意しなきゃいけないのに、気づいたら同じ文章をコピペしているだけになっている」——これ、正直なところ非常によくある話です。
媒体が違えば読まれ方も違うし、応募してくる層も変わります。それなのに原稿が使い回しだと、せっかくのターゲットに刺さらないまま埋もれてしまう。かといって媒体ごとに一から書く時間はない。この矛盾を解決するのに、AIはかなり相性がいい仕事です。
私たちオージャストは、展示会の施工手順書を自動生成する仕組みや、1年分のSNS投稿をAIでまとめて作って毎日自動投稿する仕組みを自社で作って運用してきました。「同じ素材から、目的別に体裁だけ変えたアウトプットを大量に作る」という作業は、まさにAIが得意とするパターンです。求人クリエイティブも構造はまったく同じで、この経験がそのまま使えます。
媒体ごとに「訴求の型」を変える
まず整理しておきたいのは、求人原稿は「情報」と「訴求」の2つでできているということです。給与・勤務地・仕事内容といった情報部分はほぼ共通で変える必要がありません。変えるべきは訴求部分——読者が「自分に関係ある」と感じる切り口です。
例えば同じ製造業の求人でも、
- Indeedのような検索型媒体では、具体的な条件(未経験可・週休2日・車通勤可など)を冒頭で明示して離脱を防ぐ書き方が向いています
- 求人ボックスのような比較検討されやすい媒体では、他社との違い(教育体制・残業の少なさなど)を前面に出す方が反応が出やすい
- 自社採用ページでは、条件よりも「どんな人と働くか」「入社後どう成長するか」といったストーリー寄りの訴求の方が滞在時間が伸びやすい
同じ会社・同じ求人内容でも、媒体特性に合わせて「何を最初に言うか」を変えるだけで印象はかなり変わります。これをAIにやらせる場合、コツは「情報」と「訴求」を分けてプロンプトに渡すことです。基本情報を一つのブロックとして固定し、「この情報を使って、Indeed向けに条件訴求を強めた原稿を作って」「同じ情報で、自社サイト向けにストーリー訴求の原稿を作って」と指示を出す。素材が同じなので内容の整合性は保たれたまま、切り口だけが変わったバリエーションが数分ででき上がります。
バナーは「ターゲット像」を先に言語化する
原稿と同じくらい悩ましいのが求人バナーです。デザイナーがいない会社では、テンプレートを使い回して「なんとなく作った感」が出てしまいがちです。
ここでも一次情報として役立つのが、施工手順書ジェネレーターを作った時の経験です。あのときは「案件情報を入れると、設営・撤去それぞれの手順スライドが数分でできる」仕組みを作りましたが、ポイントは処理を細かく分けて並列で走らせたことでした。一気に全部作らせようとすると時間がかかりすぎたり、途中で品質が落ちたりする。だから「情報整理」「構成案」「文言」「デザイン指示」と工程を分割し、それぞれをAIに任せる形にしました。
求人バナーも同じ発想が使えます。いきなり「かっこいい求人バナーを作って」と頼んでも、当たり障りのないものしか出てきません。それよりも、
- まずターゲット像を短い文章で言語化する(例:「20代でキャリアチェンジを考えている未経験者」「即戦力の実務経験者」)
- そのターゲットが刺さりそうなキャッチコピー案をAIに複数出させる
- コピーが決まってから、配色やレイアウトの方向性を指示する
という順番に分けると、精度がぐっと上がります。一度に全部任せず工程を割ることが、遠回りに見えて実は一番早い、というのは施工手順書のときに得た実感がそのまま当てはまります。
作ったものを使い回す仕組みを作る
原稿とバナーの型ができたら、次に大事なのは「毎回ゼロから作らない」仕組みにすることです。私たちがSNS投稿を1年分まとめて作った時も同じでしたが、パターンさえ確立してしまえば、あとは案件情報(この場合は求人内容)を差し替えるだけで済みます。
具体的には、
- 「情報ブロック」のテンプレートを1つ用意しておく(給与・勤務地・仕事内容など)
- 媒体別の「訴求の型」を3〜4パターン用意しておく
- 新しい求人が出るたびに、情報ブロックだけ書き換えて、型に流し込む
この形にしておくと、求人票を1本作るのに半日かかっていたのが、数十分程度まで縮められます。しかも媒体ごとの作り分けが自動的に反映されるので、「とりあえず同じ原稿を全媒体に貼る」状態から抜け出せます。
効果測定は複雑にしなくていい
作って終わりではなく、どのバナー・原稿が応募につながったかを見ることも大切です。ただし、これも専用の解析ツールを何本も契約する必要はありません。私たちも自社サイトのアクセス計測は、大掛かりなツールを使わず軽量な仕組みで自前計測しています。求人でも同様に、媒体側の管理画面にある応募数・クリック数の基本データだけで十分に「どの訴求が効いたか」の傾向は掴めます。まずは数を追うより、A・Bどちらの訴求が反応が良かったかをざっくり比べる、それくらいの粒度で回していくのが現実的です。
まとめ
求人クリエイティブの作り分けは、特別なデザインスキルやコピーライティングの才能がなくても、情報と訴求を分けて考え、AIに工程ごとに任せていけば十分に回せます。大事なのは「一気に完璧なものを作ろう」とせず、型を作って使い回す発想に切り替えることです。
とはいえ、日々の採用業務と並行してこの仕組みを整える時間を取るのは、忙しい経営者や採用担当の方には正直しんどい作業でもあります。そうした原稿づくりやバナー制作、仕組み化までまとめて任せたい場合は、AI代行堂にLINEで相談いただければ、月額5万円(税抜)とAIクレジット実費だけで、スタッフが最適なAIを使い分けて代わりに形にします。初回は1点無料でお試しいただけますので、まずは今抱えている求人原稿を1本渡してみるところから始めてみてください。
